インタビュー

なぜスーパーマンかはメイキングで!



ー ライスボール山本さんは別府出身ですか?

別府市の秋葉で生まれて、南小学校から山の手中学校に上がって、別府から出たのは京都産業大学に行ってた時期だけだね。1年福岡にいて、別府に戻って民間の寿司飯を作ってる会社に入って、そこで工場長をやってたね。清島アパートにご飯を持っていってたのが、2009年かな。今は学校給食の会社で働いてる。

ー 生粋の別府っ子で、僕の中学の先輩になるんですね。清島アパートにご飯を持っていってたというのは?

清島アパートがうちの近所でね、アパートの隣の肉屋は同級生なんだよ。「混浴温泉世界」の時にアパートを使うからって関係者が挨拶に来たわけ。100人くらい人が来るって話だったから、これは営業になるぞと思っておにぎりを持って行ったのが最初だね。商売で行ったんだけど、全然金持ってないやつばっかりでね(笑)売れないから、サンプルだって言ったら一気になくなって「なんだ、こいつら」って最初は思ったんだよ。それから余ったおにぎりやご飯を定期的に持っていってるね。

住吉温泉の番台にて。



ー 恵まれない子供達を救うヒーローみたいですね(笑)それであだ名がライスボールなんですか?

「混浴温泉世界」の時に清島アパートで関わった人間の名前を書こうってなった時に、山本さんは名前どうしますか?って言われて、いつもおにぎり持っていってたから「ライスボール」かなって付けたのが由来だね。

スーパーマンが脱衣所で服を脱ぐ姿はシュールだ。



ー じゃあ、自分で命名したんですね。清島アパートとは随分関わりが深いんですね。

一回会社を辞めてた時期に清島のみんなとバーベキューばっかりしてた時があってね。また新しく学校給食の会社に入るって時に、記念だってみんながメッセージをくれてね。「おめでとう」とか「またご飯が来る!」って(笑)まぁ学校給食は持ち出しが厳しいからなかなか難しいけどね。

ー 近所だということ以外に清島アパートの魅力みたいなものがあるんですかね?

ずっと勝君がいるからね。今は鉛筆画家だけど、当初何年か絵を書いてない時期があってね。おっさん二人でよく遊んでたよ。海水浴行ったり、バーベキューしたり、楽しかったね。「混浴温泉世界」が3ヶ月で終わって本当は全部撤去するはずが、勝君がここでやりたいって言って住み始めたんだよ。だから、彼がいなかったら清島アパートは今頃なかったね。

山本さんの代名詞。ほい!のポーズ。
深い意味はないそうだ(笑)



ー 勝さんもそうですが、山本さんの人柄に惹かれて人が集まってくるんでしょうね。そういえば、勝さんが山本さんの肖像画を描いて「生前葬」をやったなんて話も聞きましたが。

毎年、清島のみんなでキャンプに行ってたんだけど、その時に撮ってた動画に「生前葬したいよね」なんてコメントが残ってて、棺桶作って、知り合いを招待して、みんな喪服を着てね。紙屋温泉でやったんだけど、温泉に入ってたおばちゃんに「縁起でもない!」なんて言われたりして(笑)清島のメンバーと出逢ってなかったら酒飲んで、愚痴を言って、帰って寝るだけ。みたいな生活をしてたかもしれないね。

勝さんのアトリエに飾られている山本さんの肖像画。



ー 実際にそういう生活をしている人も多いかもしれないですね。別府には温泉があるから、特殊だとは思いますが。住吉温泉はよく入りに行かれてましたか?

子供の頃から通ってるけど、今はあんまり行かなくなったね。住吉は監査もやってるから、ほんとはもっと入りに行かなきゃなんだけど(笑)一回経営難で潰れたんだけど、公民館も一緒になってるから、ないと色々困るってことになって、復活したのが2017年だね。一番湯はさっしーと一緒に入ったよ。

おにぎりを食べてるように見えますが、実は作り物。



ー なるほど。それにしても山本さんは色々やられてますよね。僕もよくお誘いのメッセージを頂きますが(笑)
ちなみにお誘い頂く時、必ず最後に「ほい!」と書かれてますが、何か由来があるんでしょうか?


「ほい!」の由来はキャンプに行く時のイベントタイトルが「清島アパートのみんなと行くキャンプだほい!」だったから。混浴温泉世界で清島アパートに関わって、キャンプに行くようになってから使い始めたかな。もう10年になるね。僕は清島アパートと共に歩んでるんだほい!(笑)
毎月ヒットパレードクラブで飲み会をやって、キャンプ、ボウリング、健康麻雀、山登りもやるね。踊りに参加したり、児童館に遊びに行ったり、BEPPU PROJECTに関わったり、確かに色々やってるね。最初は現代アートとか言われても「分からん!」って感じだったけど、関わるとなんでも面白いんだよ。とにかくなんでも楽しむと、当たり前だけど人生楽しいよな。

ー 確かに楽しむって人生で一番大事なことですよね。別府の楽しさって山本さんから見てなんだと思いますか?

県外から来る人達と関わるのが楽しいね。元々別府だから、別府の同年代の人は大体知ってるけど。勝君もそうだけど、外から来る人が多いから、そういう人達を地元の人間と繋いだりするのも楽しいね。普段一人では行かないディープな場所に行ったりね。

とにかく活動的な山本さん。



ー 別府に住んでる人と来る人を繋げて、別府の楽しさを広めてるのが山本さんなんですね。

逆に別府に住み始めたみんなに別府の面白い場所を教えてもらったりもしてるよね。住んでる人間は近所にしか行かないから。鉄輪温泉の方も勝君に教えてもらったからね。

ー 相乗効果ですね。山本さんきっかけで縁が繋がった人も多いと思いますよ。

そう言ってもらえると嬉しいね。サラリーマンじゃ出来ないことだから、恵まれてはいるよね。金はなくなる一方だけど(笑)

風呂桶の底にもライスボール?(笑)



ー (笑)ありがとうございます。最後にこれから別府に来る方にメッセージをお願いします。

別府は温泉のイメージだけど、ディープな場所が沢山あるからね。あとはアパートが安い。移住して来るにはいい街だよ。夫婦で移住して来るのがいいかもね。
仕事はあんまりないけど、観光に携われば、ホテル、旅館、ソープの呼び込み、なんでも出来るしね(笑)別府に移住して来たけど、別府に知り合いがいるわけじゃない。そんな人達を孤立させないことが僕の役割かもしれないね。

「神父!エア髭剃り撮って!」
お茶目さが山本さんの魅力でもある。



ー 別府にずっと住んでいる人、これから住む人、遊びに来た人、全ての人を助けるまさにスーパーマン。「ライスボール山本」ってヒーローの名前みたいに見えてきました(笑)

お米で人を助けるスーパーマンだね。ベップ・アート・マンスの時も、作品そっちのけでスーパーマンの格好したおじさんの写メを撮ってる観光客も多かったね。僕のことだけど(笑)ほい!

ほい!が口癖の山本さん。



フォトギャラリー




モデルプロフィール

名前 Name 年齢 出身 職業
山本 善之
(ライスボール山本)
Yosiyuki Yamamoto 65歳 別府市 会社員

クレジット



写真撮影・インタビュー:東京神父
撮影協力:住吉温泉、別府市、別府市温泉課、菅裕之さん(住吉温泉組合副理事長)

撮影のメイキングはこちらから。
なぜスーパーマン?

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