インタビュー

温泉地ならではの古い配管。



ー 松本さんは別府出身ですか?

はい。母が34歳の時に別府の荘園で生まれました。そのまましばらくは荘園に住んで、弟が生まれるタイミングで石垣の方に移りました。
しばらくして、関の江新町の一軒家に引っ越しました。幼稚園が亀川幼稚園で、そこから亀川小学校、北部中学と進んで高校は別府商業でした。
中学の時は吹奏楽部でアルトサックスを吹いてました。別府商業は吹奏楽で有名だったんですが、高校では小さい頃からやりたかったバトントワリング部に入りました。

夢たまて筥の目の前にある「里の駅かんなわ」にて。



ー 完全に別府っ子なんですね。大学も別府ですか?

福岡の短大に行きたかったんですが、ウチの母に地元にいて欲しいと言われまして、今はもうないんですが、母に勧められて別府大学短期大学部の地域総合科学科に行きました。
観光ビジネスや簿記や温泉について学んで、JR九州に内定が決まってたんですが、ここでも母が地元にいて欲しいということで、母が鉄輪でやっているお土産屋さんに就職しました。今もそこで働いてます。

別府でも珍しい寝湯。



ー 日本青年会議所にも入って活動しているとお聞きしましたが。

そうですね。入社して2年目、22歳の時に青年会議所に入りました。定例会に参加してみて楽しそうだったので。今年で13年目ですかね。

ー 別府にいるとよく聞く名前なんですが、そもそも何をやってる団体なんですか?

大まかに言うと、街をよくする団体ですね。街にゴミが落ちているのを拾うのがボランティア団体だとしたら、青年会議所はそのゴミがどうやったらなくなるかを考える団体って感じですかね。お祭りとかを企画したり、街に根付いた活動をしてます。

温泉の奥に露天風呂がある。



ー ということは別府から出たことって全くないですか?

結局ないですね。(笑)

ー 別府の外に出たいっていう欲はなかったですか?

短大に入る前までは実家暮らしじゃなく、別府の外で一人暮らししてみたいという気持ちはありましたね。東京は無理でも福岡くらい行ってみたいなと。ただ、大学の時の恩師に出逢ってからは別府という街が誇らしく思えるようになって、逆に別府にいたいという思いが強くなりました。

箱蒸風呂にはサウナとは違う良さがある。



ー 別府から一度も出てない人から見た別府ってどんな街ですか?

都会すぎず、田舎すぎず、ちょうどいい街だなと思います。若い頃は都会への憧れもありましたけど、東京に2、3日遊びに行くと最終日にはもう帰りたいなって思いますし(笑)
観光地だから、地元以外の人も多く訪れる街だというのは大きかったかもしれないですね。田舎すぎると刺激が足りないと思ったかもしれないですね。

ー 普段は温泉には行かれますか?

はい。名人にもなってますし、今は3巡目をボチボチ周っているところです。

ー 温泉道をやろうと思ったきっかけは?

別府市民なのに別府八湯を知らない若者が多くて。私もその一人だったんですけど。小学校の授業で別府市について学んだりもしたんですが、みんな興味がないみたいで(笑)
私は逆で油屋熊八さんの話とか凄く面白かったですね。ただまだ小さかったので自分で温泉巡りをするということはなかったですね。
私が高校生の時に「別府八湯温泉道」が始まって、その温泉道のメーリングリストに高校生で私だけ入ってて、色々別府の魅力を先輩方に教えてもらっていたんですけど、別府は車がないとなかなか八湯を周るってことも出来なくて。18歳になって免許を取って、ようやく始めました。

足を上げてゆっくりと浸かりたい。



ー 実際にやってみてどうでしたか?

多分、当時は最年少でしたね。689代名人で、半年で88湯周りました。
私は元々引っ込み思案で人見知りなんですが、別府に貢献したいっていう想いは人一倍あって、青年会議所に入ったのもそういう理由があったんですが、名人になったことでより別府の温泉に詳しくなれたことは嬉しかったです。
別府の人は自分がお気に入りの温泉だったり、近い温泉にしか行かないのが現状なので、「別府八湯温泉道」は別府人にこそ参加して欲しい企画ですね。

撮影日は若干風が強かった。



ー 夢たまて筥にはよく来ると聞きましたが、何がお気に入りですか?

夜遅くまでやってるのもそうですが、ゆっくり出来るのが好きですね。泉質的にも入りやすいですし。これだけ色んな温泉が楽しめる場所も珍しいので、温泉のディズニーランドみたいな施設です(笑)

打たせ湯ではしゃぐ松本さん。



ー ありがとうございます。最後にこれから別府に来る人へメッセージを。

温泉に関して言えば、身近な生活の中に選べる選択肢が沢山あるっていうのが凄いと思います。泉質も雰囲気も佇まいも違う温泉を選べるっていうのは、温泉好きの人にとっては夢の国だと思いますね。
あとは何よりも人が温かいですよね。面白い人も多いし、過ごしやすく、溶け込みやすい街だと思います。観光地を巡るのもいいんですが、地元の人と接してもらいたいですね。本当にミッキーマウスみたいな人がいたりしますから(笑)



フォトギャラリー




モデルプロフィール

名前 Name 年齢 出身 職業 将来の夢
松本亜巳 Ami Matsumoto 34歳 別府市 会社員 別府に名を残せる人

クレジット



写真撮影・インタビュー:東京神父
撮影協力:夢たまて筥、別府市、別府市温泉課、小野優太。

撮影のメイキングはこちらから。
生粋の別府人

1ページ目へ戻る