インタビュー

かまど地獄



ー 出身は東京だと聞きましたが、そもそも大分県に来たきっかけは?

スペイン留学から22歳の時に日本に帰って来たんですが、日本で就職するか、スペインで就職するか悩んでいたんですね。
その時、たまたまお世話になっている方に大分県竹田市の地域おこし協力隊で語学が出来る人を探しているという話を聞いてすぐに手を挙げました。大分には一回も来たことなかったんですけど、スーツケース一つ持って、竹田に住み始めました(笑)

ー それからはずっと竹田?

22歳から25歳まで3年間働かせてもらって、その後パナマの旅行会社にインターンで行きました。ボリビア、キューバ、ペルー、エクアドル、ガラパゴスなどを旅をしながら仕事をするみたいな生活をしてました。

大量の湯けむりが立ち上がる。


案内役の本田さんと。帽子のメッセージが素敵。



ー なるほど。それで今は?

大分の人が好きすぎて、東京に戻らずに2019年の8月にまた竹田に戻って来ました。

「こういう虫は可愛い!」(かまど地獄にて)



ー 好きすぎて(笑)大分の魅力ってなんだと思う?

住んでたのは竹田なんですけど、大分の人の人間性に凄く惹かれて。街の人みんなが挨拶し合ったりとか、いい意味で繋がりが濃くて。知らないおばちゃんとかに「おかえり」って言われたりとか。
挨拶以外もそうですけど、人間らしいなって。東京だと近所の人と挨拶することもあまりないし。海外は人との距離が近いので、大分にも同じものを感じましたね。

ー 色々なことを経験したからこそ、分かったことなんだね。

そうですね。自分はこういうのが好きなんだって、経験の中で学んだ感じですね。
私飲みに行くのが好きなんですけど、竹田や大分市内や別府や、色んな場所で飲んでいると知り合いが増えるんですけど、そのスピードが速いですね。生きていくって色んな要素があると思うんですけど、やっぱり「人」なんだなーと実感してます。

足湯


混んでいない日は足湯でゆったり。



ー 別府にはよく飲みに来るの?

そうですね。別府は色んな意味で「ぎゅっ!」てなってるじゃないですか?(笑)
一人と知り合ったら、どんどん広がっていって、気付いたらみんな友達みたいな。最初はその人と飲みに出てたけど、その人がいなくて一人で出ても知り合いに会う。それは別府特有で凄く面白いですね。

ー 別府に住んでいなくても、それが出来るのが別府だよね。

九州の人って九州愛強いと思うんですよ。東京、神奈川、千葉とかにはない一体感があるというか(笑)自分の住んでいる所に郷土愛がある人が多くて、その中でも別府の人はそれが凄く強いなって感じます。
例えば、熊本愛、博多愛、大分愛、竹田愛、色々ありますけど、別府の人の別府愛は特に濃いですね。溺愛してますよね(笑)
住みたい街の条件って人それぞれあると思うんですよ。ご飯が美味しい、自然がある、好きなお店があるとか。でも、一番の条件はやっぱり「人」だと思うんですよ。私は竹田の人が好きだし、縁があって竹田に住んでますが、別府も本当に人が面白いですよね。変態が多いというか(笑)

知る人ぞ知る、かまど地獄の温泉。



ー 生まれ変わったら別府になりたい、なんて言ってる人もいるからね(笑)

街になりたいってよっぽど変態ですね(笑)
やっぱり「これが好き!」って言ってる人を嫌いになれないじゃないですか?悪口言わずに人のいい所を言う人が誰からも好かれるみたいに。
別府の人は別府が好きだから「別府が好き」っていう人も大好きみたいな。だから外から来る人にも凄く優しいですよね。土の人と風の人がうまく交わってる気がします。

土と風が交わる街。



ー 僕が今思うのは、土の人同士でも別府の面白さに気付いている人とそうじゃない人がいて、その気付けていない人達にどうこの街の面白さを再認識してもらうかが大切かなと思ってる。ただこれは一度外に出てみないと分からないことかもしれないから、難しいよね。例えば温泉も生活の一部になってしまうと当たり前のものになってしまうから。

そうかもしれないですね。私は移住者の側、風の人なので、そういう人達が良さを教えてあげることも必要かもしれないですよね。実際竹田も別府もそうですけど、東京生まれの私から見たら相当面白いですから(笑)

かまど地獄オリジナルタオル。


この日はちょうどいい温度でした。



ー そうだね。僕は別府20年、東京20年、どっちの目線もあるから、よりリアルにその面白さを伝えていけたらいいなと思ってる。さて、今日はそんな別府の観光名物「地獄めぐり」を体験してもらったけど、かまど地獄はどうだった?

他の地獄(血の池地獄、海地獄)は何度か来たことあったんですけど、かまど地獄は初ですね。足湯があったり、湯けむりの実験みたいなこともやっていたり、温泉を見る、飲む、感じる、色々出来て凄く楽しかったです。
あと地獄めぐりで温泉に入れるなんて知らなかったので、びっくりしました。

ー 実はあの奥は会長さんの自宅らしいよ(笑)

髭剃りとか置いてありましたけど、そういうこと??(笑)いい意味でのプライベート感はありましたよね。

会長さんも使用している温泉。



ー 多分自宅のお風呂だよね(笑)後で聞いてみよう。
そういうのを解放しちゃう所がまた別府らしいなと思ったりもするけどね。
(撮影後に聞いた所、実際に会長さんが毎日入っているお風呂でした)


別府の人の温かさって温泉由来なのかなって思っちゃいますよね。日本の中でもこれだけ温泉と温泉愛で溢れてる街も珍しいですし。

撮影後にインタビュー。


鉄輪散策。



ー なんだか自分が褒められてる気分(笑)ありがとうございます。最後にこれから別府に来る人へメッセージを。

大分と言えば、やっぱり別府で、別府と言えば、温泉で。とりあえずまずは来ないと始まらないので、来て体験して欲しいですね。地元とかでも熊本、福岡に行ったことある人は多いんですけど、大分に行ったことがない人が多くて。でも、私の友達とかも来たらリピーターになる子も多いので。
ルートハチハチを見て「こんな人がいるんだ」「こんな楽しみ方があるんだ」っていうのもありですけど、人それぞれの楽しみ方、例えば「地獄めぐり」以外にも「温泉めぐり」だったり「お酒めぐり」だったりあると思うので、それを実際に自分の目で見て、体験することが何よりも大事かなって思います。
別府は受け入れる文化が凄いので、一人は友達を作る気持ちで遊びに来て欲しいですね。そういう人がいれば、次は泊まる所に困らないので(笑)
あと竹田にも是非遊びに来て下さい。

「こういう虫はダメ!」(地獄の生き物展にて)



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