インタビュー

海地獄で庭園管理をする松田君と永野さん



ー お二人とも別府出身ということですが、なぜ海地獄で働くことになったのか教えてください。

永野:海も山も緑もあるこういう観光都市で、今よりもより美しくこの自然を守り、残していきたいという想いがあり海地獄で働くことになりました。今はそれを後世に残していくということも考えてますね。

松田:自分は高校を卒業する時の求人に海地獄があって、別府の地獄めぐりという観光名所でも1番大きい所で人と関わる仕事がしたいと思って面接を受けました。

ー なるほど。海地獄は別府の有名な観光名所で沢山の方が訪れると思いますが、実際に働いてみてどうですか?

永野:今はコロナの影響で海外の方は少ないですが、普段は観光のお客様で特にアジアの方が多く訪れます。そういう方達に温泉や海地獄を美しい、面白い、そしてまた別府に来たいと思ってもらえるよう日々やりがいを持って働いています。

松田:海地獄は子供連れのお客様も多いので、僕らが整備する庭園を見たりして海地獄が家族の思い出に残ってくれたら嬉しいですし、そうあってもらえるように日々頑張っています。

最初は親子だと思ったくらい雰囲気が似ているお二人



ー 庭というよりも海地獄全部が庭園って感じですよね?この景観が売りと言ってもいいと思うくらいですよね。

永野:そうですね。自然と庭園と温泉が織り成す景観は海地獄ならではだと思います。広いので1日も欠かさず手入れする必要があります。

巨大な湯けむりの前で撮影する恋人



ー 実は昨日の夜に海地獄で行われたイベント(海地獄では定期的に庭園をライトアップしたDJイベントなど新しい試みに挑戦している)に参加させてもらったんですが、普通の観光地ではやらないようなことを企画・発信していると思うのですが、実際に働いているお二人はどんな風に捉えていますか?

永野:定期的に夜間営業をやり始めたのは多分4年前くらいかな?普段の営業は17時までなので、一般の方は夜の海地獄は見られないんですよ。ただ昼の海地獄と夜の海地獄は全く見え方が違って、ライトアップされた庭園は幻想的で本当に美しいので、そういう意味ではお客様に楽しんでもらえる選択肢が増えたので、良い試みなのかなと思いますね。

松田:僕は夜営業はやって良かったと思ってます。意外に地元の人って地獄めぐりをしたことがない人が多くて、自分の友達とかに聞いても「まわったことないなー」っていう人が多いんですよね。夜は観光に行くというよりイベントに遊びに行くっていう感覚で来れるので、イベントを通して海地獄の良さを知るきっかけになるんじゃないかと思ってます。実際に夜友達と遊びに来て、じゃあ次は昼間家族と行ってみようって人がいたりしたので。

ライトアップされた夜の海地獄



ー 東京の人が東京タワーに行かないのと一緒ですよね。もっと地元の人にも愛される海地獄になる為に、地元の人が「体験」出来る交流の場を観光名所に作るのは面白いですよね。

松田:ただ飲んで騒いでみたいなパーティーじゃなくて、海地獄がきっかけで交流が生まれるのは嬉しいですね。

普段から多くの観光客が訪れる



ー 今日は海地獄の足湯で撮影するのですが、お二人は普段から温泉に行かれたりしますか?

永野:さっきの話じゃないけど、別府に住んでるといつでも行けると思うから、なかなか行く機会がないですね。普段は家のお風呂(温泉ではない)に入ってますね。

松田:僕もなかなか温泉には入りには行かないですね。ほんとに疲れてるなーと思った時とか、ちょっとした行事みたいな感じですかね。文化祭までいかないけど、遠足ではある、みたいな。

温室で育てている蓮の花



ー インタビューを読んでいる別府以外の方はもしかしたら驚かれるかもしれないですが、地元の方にとっては温泉が生活の中に当たり前にあるので、家にお風呂があるとわざわざ温泉には行かないという方も多いんですよね。松田君の言う「遠足」とか、もしかしたら「ご褒美」くらいの感覚で温泉に行く地元のかたも多いと思います。ちなみにお二人はどこか好きな温泉とかありますか?

永野:「鬼石の湯」の温泉は良いって聞きますね。私が好きなのは「ひょうたん温泉」ですかね。

松田:自分は別府インター前の「桜湯」ですかね。桜湯の家族風呂をたまに使うんですけど、平日延長がタダになったりするので、ゆっくりしたい時はオススメですね。

広い庭園を歩いた後の足湯に癒される



ー 海地獄には浸かれる温泉はないですが、足湯を使われるお客さんは多いですか?

松田:そうですね。多いと思います。ルート的には足湯が最後にあるので、足が軽くなったとおっしゃる方も多いですね。

師匠と弟子のような関係


ー 足湯の他にお二人がオススメする海地獄のスポットは何かありますか?

永野:やはりブルーの池ですね。

松田:そうですね。

永野:雨上がりは湯気が多く見えます。湯気の出てる量はそんなに変わらないんですが、湿度などの関係で人の目に見える煙の量が変わるんですね。コバルトブルーの池は98℃の高温で、自然ですからブルーの色も日によって変わります。

松田:あとはバラ園です。まだバラを育成してる段階なんですけど、もう少ししたらお披露目出来ると思います。

コバルトブルーの池は毎日違う表情を見せてくれる



ー あと素朴な疑問が1つあるんですが、今日海地獄に来た時に金木犀の香りと硫黄の匂いが混ざって、別府にいるなーって気分になったんですが、働いているお二人は硫黄の匂いとか気になったりしますか?さっきもお客さんが「温泉卵の匂いがするね」って言ってました。

永野:硫黄の匂いは気になったことないですね。

松田:金木犀は季節の匂いだから分かりますが、硫黄の匂いは一年中なので、ほとんど気にならなくなりましたね。

現在制作中のバラ園



いい笑顔のお二人



ー やっぱりそういうもんなんですね。ありがとうございます。最後にこれから別府に来る人へメッセージを。

永野:別府は地獄めぐりに代表される観光名所が沢山ありますし、温泉道のスタンプラリーなど何回来ても楽しめる場所だと思います。是非、何度も通って良い思い出を沢山作って欲しいですね。

松田:僕らを含めて5名で海地獄の庭園を管理してるんですが、四季折々の植物や花が植えてあるのでそれぞれの季節の美しさがあります。是非1度と言わず何度でも遊びに来て欲しいですね。


STAFF Tシャツも洒落が効いている



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