

インタビュー

亀川出身のSawa.さん
ー まずは簡単な生い立ちを教えてください。
Sawa.:別府市亀川出身、亀川の四の湯育ちです。平坦な道を進み、短大まで出たもののそこから崩れ落ちて、気付けば2人の子供を授かり、自分の人生はこれでいいのか!と思ってその時に働いていた会社を辞めて、絵描きを始めました。33歳の時だったかな。
ー 崩れ落ちたって表現、そのまま使って大丈夫?(笑)
大丈夫ですよ。今まさに這い上がってる最中ですから(笑)

性格はとにかくお茶目
ー ということは絵描きになられたのもつい最近ってことですよね?
去年までユニクロで働いてましたから。もちろん趣味で絵は描いてましたが、本格的に始めたのは本当に最近のことですね。それまではユニクロで12年働いてました。

色んな意味でギャップが凄いです
ー なるほど。今は大分にお住まいとのことですが、亀川にいた頃は温泉には定期的に行ってましたか?
家が温泉だったのでほぼ家の温泉に入ってましたね。
ー これ別府あるあるだと思うのですが、家のお風呂が温泉だと(温泉宿という意味ではなく、別府では普通の家のお風呂からも温泉が出るのが割と当たり前だったりします)近所に公衆浴場があっても入りに行かなかったりしますよね。
温泉の良さは別府を出るまでは全く分かってなかったですね。四の湯温泉も大人になってから初めて行きましたしね。そもそも温泉以外があるってことを知らなかったです。
ー 僕も別府出身なんですが、確かに温泉の良さやありがたさに気付いたのは大人になってからですね。
お風呂=温泉でしたからね。産湯も温泉だし。有難いことって全く思ってなかったですね。

亀川散歩
ー 温泉の良さに気付いたのはいつ頃ですか?
子供が出来て、大分に住むことになるんですが、まず大分の水が肌に合わなくて。肌荒れとか目の充血とか。原因が分からずだったんですが、別府の実家に戻って温泉に入ると不思議と良くなるんですよね。蛇口をひねったらお湯(温泉)が出るのが当たり前だった生活がいかに幸せなことだったのか、その頃に気付きましたね。
ー 好きな温泉はありますか?
私は酸性の温泉が好きです。別府でいうと明礬の方ですね。ガッツリ汚れを落として、その後鉄輪温泉でメタケイ酸に浸かる。いわゆる「機能温泉浴」が好きですね。

小学生の男の子みたいに!
と指示しました笑
ー 通な入り方しますね。さすが別府人。ちなみに大分で1番濃い塚原温泉はph1.5の強酸性で、嘘かほんとか卵をゆでたら3時間で殻がなくなるそうですよ。やっぱりどうしても温泉に入りたい!って思うことってありますよね。
分かります。そういう時って悩みがあったりすることが多くて。特に何事もなく温泉に入って帰るだけで、身体だけじゃなくて心もスッキリしてることが多いんですよね。

亀川散歩
ー 僕もそうなんですが、生まれた時から温泉に入ってる人って「温泉を欲する」ってことがあるような気がします。寝て起きてだと、どうしてもリフレッシュ出来ないというか。
温泉地で育った人の宿命かもしれませんね。洗い流して、新しい自分になる。温泉とSEXって似てますよね。(笑)

亀川筋湯の入り口
ー 確かに。定期的にしないとストレスになっちゃう、みたいな(笑)
魂にえーっと、根っからのというか、抗えないというか、いい日本語が見つからないですね。本能に刻まれている、というか?
ー 別府を出ると温泉が呼ぶ、みたいな感じですかね?
小一時間考えたいですよね。いいキャッチフレーズ(笑)
ー 別府に限らずですが、自分のいた環境を外側から見てみることも大事なことですよね。
じゃと思う。

亀川筋湯
ー 大分弁が出てきましたね(笑)ルートハチハチでも繰り返し言ってることですが、「日常の大切さ」ですよね。
そういう意味で言うと、別府は本当に恵まれた、大切さの詰まった街だと思います。