BEPPU ONSEN ROUTE 88

No.27

加來萌

市の原温泉 おたふくの看板が目印の温泉

APU(立命館アジア太平洋大学)に通う萌ちゃん。熊本から別府に来た萌ちゃんが大学生活を満喫出来たのは、別府の人の温かさだったそうです。


Writer & Photographer : 東京神父

市の原温泉のおたふく看板前にて

まずは別府に来たきっかけを教えてください。

萌:よろしくお願いします。加來萌、21歳、APUの学生です。熊本出身で現在は北浜にある「Beppu Sake Stand 巡」でバイトしてます。別府へ来たきっかけはAPUへの入学がきっかけです。

最初はAPUっていう大学は自分は知らなかったんですが、母が知り合いにAPUのことを勧められたらしくて、母も海外の方と触れ合う機会が多い人なので。私もその影響で小さい頃から英会話を習ったりとか、国際交流に興味があったのでそういう大学を探してました。

高2の夏に国際ボランティアワークキャンプというのが阿蘇であって、そこに参加した時にAPUの学生達が参加していて、スリランカ人の2人と知り合ったんですけど、その2人がとても優秀で。こういう人達と一緒に大学で学べたら刺激的だろうなと思って、APUに決めました。

APUの学生、つまりは人に魅力を感じたってことですよね?

萌:そうですね。家族からは熊本以外の大学には行って欲しくないと言われてたんですが、唯一APUなら行ってもいいと言われてたので。ギリギリまで迷いましたが、やっぱり自分が行きたいと思う方を優先したいと思いました。


市の原温泉にて

APUに入学して、別府の街に住んでみた第一印象はどうでしたか?

萌:私が来た時はほんとに何もなかったので、大学を辞めてすぐ熊本に帰りたいと思ってました(笑)最初は別府の人達と触れ合う機会もなかったし、お酒も飲める年齢じゃなかったので飲み歩くってこともなかったし、毎日泣いてた記憶しかないですね。

今は繋がりも多いと思いますが、地元の人達と仲良くなったきっかけはなんでしたか?

萌:APUの子達はみんなアクティブなんですよ。休学したり、自分で起業したり、やりたいことをどんどんやっていく。でも、その頃の私は特にやりたいことも見つかっていなかったので、学校という環境だけだときつくて。

それで他に何か新しいコミュニティーが欲しいと思って、ちょっとずつカフェを巡ったりするようになりました。街の人達と会話するようになって、お酒も飲める年齢になって、そこで生まれる人間関係がどんどん楽しくなって、気付いたら今の環境にいたので大きなきっかけというよりは、自然と繋がっていった感じです。


住所は新別府

なるほど。自然に繋がるのは別府っぽいですよね。普段は温泉には入りますか?

萌:あんまり行かないですね。毎日シャワーで済ませるので、お風呂にもあまり浸からないです。嫌いってわけじゃないんですが、バイト終わりだとどこも開いてないんですよね。

別府で24時間営業してる温泉は限られますからね。

萌:だから行く時は朝入りに行きます。最近は朝風呂で公衆浴場に行くこともあります。普段は行かないですが、行くとまたすぐに行きたいなーと思います。


ピンクのカーテンが印象的な女湯

別府の街に来てみて、1番印象に残ったことはなんですか?

萌:別府生まれ、別府育ちという人はもちろんですが、移住して来た方の熱も凄くて、別府に魅了されてる県外の方がとても多いなと感じます。別府に移住されてきた方の別府愛の強さが1番印象的だったかも。

もちろん、温泉は大きな要素だとは思うんですが、普通の田舎の街にこれだけ惹かれる人がいるのが最初は不思議だったんです。でも、自分も別府の人達と仲良くなる過程で住んでる人の温かさや面白さに触れて、なるほどと思うようになりました。

やっぱり、人に魅力がありますよね?

萌:そうですね。私が良く行く古着屋の店長さんも神戸出身なんですが、別府のことが大好きなんですよ。その方も温泉や街もそうですが、やっぱり人が素敵だって言ってましたし、私もそう思います。

今日はありがとうございます。最後にこれから別府に来る人へメッセージをお願いします。

萌:王道の観光プランとか温泉巡りもいいとは思うんですが、やっぱり駅周辺を歩いて散策して欲しいです。誰かに教えてもらうよりも、自分で「見つける」ことが楽しい街だと思います。旅行雑誌とか見ないで、地元の方との出逢いを楽しんで欲しいですね。


田の湯町にて



MODEL PROFILE

名前:加來萌(Moe Kaku)
年齢:21歳
出身:熊本
職業:学生(APU)


CREDIT

タイトル:MOE RU CITY BEPPU
撮影日:2019年10月2日
写真撮影&インタビュー:東京神父

撮影協力:市の原温泉、別府市、別府市温泉課、SUNNY

※温泉や個人の情報は全て撮影当時のものです。

ONSEN INFO

市の原温泉

市の原(いちのはる)温泉は昭和7年に作られた温泉。民家のような外観には「おたふくわた」の看板が。春には温泉の目の前の桜が咲く。注意書きが個性的な共同浴場。



住所:大分県別府市新別府7-1


営業時間:5:30~22:00(年中無休)


入浴料金:200円


泉質:単純泉


地図:湯巡りマップ


公式HP:別府八湯温泉道サイト



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